maro

アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋のmaroのレビュー・感想・評価

3.5
いいドラマだったなー。

医療モノだけど、薬剤師が主人公というちょっと変わった話。
医者のように人は救えないし、感謝もされづらいという状況の中、患者と一生懸命向き合う葵みどり(石原さとみ)の姿が感動だった。

多忙な業務の中、患者ひとりひとりに時間を割いていたら物理的にまわらないけど、それでも彼女は患者に寄り添う姿勢を貫いていたから。

それにしても、ちょいちょい泣けたんだよね、このドラマ。
特に、第5話の伊武雅刀の家族エピソード、第7話のでんでんの妻を安楽死させるエピソードはヤバかった。

他にも、第6話の身寄りがなくて社会とのつながりを保つためだけに薬の処方をしてもらうおばあさんの話や、第9話の母親が薬で中毒になってしまう話はショッキングで。

あと、このドラマの特徴的なところとして、
エンドクレジットで、患者たちの“その後”(エピソードによっては過去)を流す演出も好きだった。
「あー、この人たちこうなったんだー」ってわかるのは、その人物について理解が深まるからいいよね。

医療ドラマも細分化して、まさに手を変え品を変えって感じだね。
maro

maro