うっちー

ハイエナ -弁護士たちの生存ゲームのうっちーのレビュー・感想・評価

3.8
 キム・ヘス扮する叩き上げの辣腕弁護士と、チュ・ジフン扮する法曹界の名門家出身のエリート弁護士の出会いと偽りの恋、そしてバタバタなバトルから協力関係に至るプロセスを、きな臭い財閥や法律ファームを巻き込んださまざまな事件を織り込みながら賑やかにみせてゆくドラマ。
 最初はコメディー? お仕事もの? と思いきや、企業ものやサスペンス、法廷もののエッセンスもあり、とにかく忙しい。また、登場人物も多く、複雑な利害関係を抱えているので、とにかく頭が混乱する。終盤の、法律ファームのソン代表の周りの人間関係は、ヘス扮するキレキレのクムジャ弁護士でさえ、人物相関図を手書きして確認してたくらいだもん。正直ちょっと疲れます。また、必ずしも正義を追求するわけではないサービス業としての弁護士のダークサイドまで見せられる感じがあるので、すっきりしない部分も少々。
 でも、クムジャとヘジュ(ジフンがもう、これ以上ないくらいスタイリッシュだしセクシーだし、かわいさも見せる)の捻くれた恋の行方や、次第にクムジャの周りに集まる弁護士仲間のチーム感など、見どころは多々。しかし、育ちの良いヘジュが次第に寛容さ、優しさ、正義感をみせてゆく反面、クムジャのツッパリぶりが、ちょっとイタく見える部分も。ま、かっこいいのですが。でもあの下品スレスレな服装と憎らしい作り笑いとか、ちょっと多過ぎて余計に疲れる部分はあるかも。

 クムジャの秘書のメガネ女子、ジウンが可愛くて賢く、ギラギラな人物ばかりのドラマ内でホッとさせられる。また、こういう役ばかりで引っ張りだこみたいなイ・ギョンヨンが、今作でもそんな役。この人の独特の重厚さや怖さが活きています。