金曜10時はなんとしてでもテレビ前を陣取った！軽快でクセになる語彙がオンパレードのやり取りや、綿密すぎる伏線回収に楽しんだと思えば、急に社会の、私の根深い偏見とペラペラな正義感を突きつけられる。毎週毎週楽しくて、痛い、濃すぎる1時間だった。
特に第4話「ミリオンダラー・ガール」と第5話「夢の島」が演出を含め、ずっと心にいる。
足跡のない悪と、見つからないもしくは見て見ぬフリした社会の不条理の上で、平然と成り立つ多くの日常。知らないうちに加害者にも、犠牲者にもなり得る危うい現実で、ひたすらに走って、見つける志摩と伊吹にはなれないけど、どうやって自分なりに向き合えばいいんだろうって考える。動く。絶望はしない。理性と衝動は敵対しないし、すべて大事。
「誰と出会うか、出会わないか」
