にゃん

謗法~運命を変える方法~のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

謗法~運命を変える方法~(2020年製作のドラマ)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

オープニング曲か、好き。
悪霊との対決というテーマも面白い。
最後ソジンが悪魔を鎮める為に犠牲になり深い眠りにつくという展開が切なすぎるが、これはシーズン2も作れる終わらせ方だと思った。

韓国ドラマを初めてみたが、一筋縄ではいかない展開がめっちゃ面白かった。


1
チュンジン日報所属のイム・ジニ(オム・ジウォン)記者は、急成長を遂げたIT企業「フォレスト」の違法行為を取材していた中、内部告発者であるミン・ジョンインにより、フォレスト内に怪しい子会社があることを知る。イム・ジ二はこれを記事にしようとするが、上司のキム・ジュファン部長の阻止で失敗してしまう。無力感に陥っていたイム・ジニに正体不明の少女が近づく。彼女は謗法師を名乗り、漢字名と顔写真と相手の持ち物があれば呪い殺すことが出来るという。イム・ジニは半信半疑の中、部長キム・ジュファンの呪いを依頼。翌日ジュファン部長は、人の仕業とは思えぬほど体を捩らせた状態で死体となって発見される。

2
チョン・ソンジュン刑事は、チュンジン日報キム・ジュファン部長の死とフォレストとの関連性を疑い、捜査の方向を決めていく。一方、フォレストのチン・ジョンヒョン会長(ソン・ドンイル)は、奇怪な死に方をしたキム・ジュファンの死体写真を見て、大きな恐怖に駆られる。そして、巫女のジンギョン(チョ・ミンス)を呼び出すに至る。

3
謗法師の術法を見抜いたジンギョン(チョ・ミンス)は、チン・ジョンヒョン(ソン・ドンイル)を守るために、フォレストが上場するまで万全の態勢をとる。同時に、ジンギョンは謗法師のソジン(チョン・ジソ)の正体を突き止めようとする。一方、ソンジュンの指示でフォレストの子会社を調査していたヤン・ジンス刑事は、ソンジュンに手渡された"万年筆のキャップ"を持っていた事で謗法の依頼者と関係があると思われフォレスト側からの拷問の末に命を落としてしまう。ジニ(オム・ジウォン)は夫を亡くして悲しむ彼女をみてソジンと共にチン会長を呪い殺すことを決意する。

5
ソジン(チョン・ジソ)にサツ返しをかけた(サツ:人や物などに害を与え、破戒する有毒で悪どいの気運)ジンギョン(チョ・ミンス)は、昔自分が殺した巫女の娘が謗法師だったことを知る。そして、ソジンは、チン・ジョンヒョン(ソン・ドンイル)を守る巫女の強力な力を察知し、別の方法でチン・ジョンヒョンを謗法しようとする。一方、ジニ(オム・ジウォン)の依頼でチン・ジョンヒョンの物品を盗んだキム・ピルソンは、チン・ジョンヒョンの一味に拉致される。

6
呪いの森でソジン(チョン・ジソ)を見つけたチン・ジョンヒョン(ソン・ドンイル)は、巫女のジンギョン(チョ・ミンス)を急いで呼び出す。ソンジュンは捜査を通じて、キム・ジュファンとヤン・ジンスの死が、フォレストの子会社「進境(ジンギョン)」と密接な関係があることを突き止め、家宅捜索を実行する。がその家は巫女の家ではなく、別の部下の家だった。そこで呪いに使う術具を押収する。
一方、ジニ(オム・ジウォン)はジンギョンの手下であるチョン・ジュボンを脅かし、言う事を聞かなければ謗法で殺すとスパイにさせる。

7
チン・ジョンヒョン(ソン・ドンイル)は、フォレストの上場まで、大友道士が用意しておいた秘密の場所に身を隠すことにする。ジニ(オム・ジウォン)は、ソンジュンが家宅捜索で見つけたジンギョン(チョ・ミンス)の神物を、民俗学者であるタク・ジョンフンに持っていき、鑑定の依頼をする。そして、ジョンフンから神物にまつわる驚くべき話を聞く。それはチン・ジョンヒョンが隠していた巨大な陰謀・チン会長の中の悪魔を出して別の者に移すという計画にもとれるものだった。
一方、ジンギョンは、チョン・ジュボンがスパイだったという裏切りに怒りを燃やし、強力な力が宿っている呪符を持って誘き寄せたジニの元へと向かう。逆に呼び出しの罠を仕掛けられ、呪符を額に押し付けられたジニは気を失い拉致されてしまう。

8
ジニ(オム・ジウォン)は、チョン・ジュボンの密告によって罠にかかり、ジンギョン(チョ・ミンス)に拉致されてしまう。その拉致される場面を目撃したソジン(チョン・ジソ)は、ジニを助けるために、ジンギョンと会うことにする。一方、ソンジュンも位置情報アプリを利用してジニの行方を探す。ジニの絶体絶命の瞬間、ついにソジンとジンギョンが駅の中で対面する。そして、二人の避けられない対決が始まる。ソジンはジンギョンに"ついてきて"とひとこと言い敢えて人混みの中を追いかけさせる。場所は電車の車両へ。姿が見えなくなったソジンをジンギョンは諦めずに追い続ける。とその時しゃがんでいたソジンに小指を握られる。ソジンは冷静に、体を捻じ曲げて死に至る謗法を行った。ジンギョンは遺体となってしまう。
一方ジニは旦那がバックに入れとけとくれたGPS付きの携帯のお陰で車を暴走させて畑へ倒れていた所を保護される。

9
ジンギョン(チョ・ミンス)への謗法に成功したソジン(チョン・ジソ)は、チン・ジョンヒョン(ソン・ドンイル)も自分の力で謗法しようと、彼が隠れている天宝山に向かう。紆余曲折の末、寝ているチン・ジョンヒョンに会えたソジンが、呪いのサツをかけようとするも全く効かない。慌てているとチン・ジョンヒョンが起きて捕まってしまう。その時ソジンの腕の傷とチン会長の傷が酷似していることにチン会長は気づく。そしてチンからソジンの過去の話を聞く。それは、母がチン会長に悪霊をうつして殺そうとしていたのにそれを見ていたソジンに分散して悪霊がうつってしまったということだった。母はそんな悪霊と自分自身を酷く憎んでいたという。

10
フォレストの上場前日、跡形もなく消えていた都市探偵キム・ピルソンがものすごい証拠を持って、ソンジュン(チョン・ムンソン)を訪ねる。ソンジュンは、彼の証言をもとにイ・ファンを緊急逮捕してフォレストの上場を法的に阻止しようとする。一方、ジニ(オム・ジウォン)とソジン(チョン・ジソ)は、フォレストの上場当日、チン・ジョンヒョン(ソン・ドンイル)が企んでいる大規模な儀式の裏に隠されたとんでもない計画"自分の中の悪霊をSNSフォレストに移して #呪いの森 を本物にする、書き込まれた人を謗法していくシステムを作るという企みを知る。

11
チン・ジョンヒョン(ソン・ドンイル)の狂気の計画を止めるべく、ジョンヒョンの母親を訪ねるジニ(オム・ジウォン)とソジン(チョン・ジソ)。そこで、ジンギョン(チョ・ミンス)、ジョンヒョン、ソッヒ、ソジン。この4人の過去をめぐって驚くべき話を聞く。それは元々ソジンの中にいた悪霊をジョンヒョン(チン会長)に移そうとしたら、ソジンは封印を解いて部屋から出てきてしまった為に失敗して悪霊を移しきれず、その事実をジョンヒョンの母親に正直に話し悪魔を出す術を行う。仕事中だったジョンヒョンに謗法はちゃんと届き唸り声を上げたまま痙攣を起こしてしまい病院へ送られる。病院では問題患者扱いされており、通りかかった祈祷師がお祓いを行う。悪魔を追い出すというより宥めることができまともに話をする事が出来る様になったジョンヒョン。そこで例の祈祷師に犬神を付けられたことを知る。

12
ジョンヒョン(ソン・ドンイル)は、巨悪の計画に向けて、フォレストの上場当日に大規模な儀式(グッ)を行う。謗法師に邪魔をされないようにと対抗しようと大友道士と多国籍の巫女が張っておいた結界も手強そうに見える中、上場を知らせるカウントダウンが始まる。そして、全てを終わらせるためのジニ(オム・ジウォン)とソジン(チョン・ジソ)の最後の謗法が始まる。
ソジンが謗法するも結界を強められてしまい上手く術がかからない。そしてついに時間になり悪霊がSNSに移ってしまう。SNSに書き込まれた人々が同時に固まりみるみる目が充血していく。ソジンは気をうしなっていたが目覚めると今にも呪い殺されそうなジニの姿。悪霊より先に殺せば主導権はソジンにあるとして悪霊は怯む。"私を謗法して"そうジニに指示されるもソジンは情が邪魔をして出来ない。しかし躊躇している暇はない。ソジンは自らが悪霊を抑え込むことで悪霊殺しを止める事を決める。
ジニもSNSに書き込まれた人々も死に至る前に正気を取り戻す。一方ソジンは意識を失っていた。
1ヶ月後もソジンはベッドの中で眠り続けている。お見舞いにくるジニとその旦那。何が原因で眠り続けるのか分からないという看護師に、ジニは"もう少しかかるでしょう、この子は今悪霊と闘っているのよ"とつぶやく。ソジンと2人きりにしてもらったジニは、"この色の服似合っていたから"と手土産の服をベッドに置く。目を覚ました時、あなたが普通の女の子に戻れているといいねと、今度会いにきた時服の感想を聞かせてね。と去るのだった。
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