ぱきら

FAKE MOTION–卓球の王将-のぱきらのネタバレレビュー・内容・結末

FAKE MOTION–卓球の王将-(2020年製作のドラマ)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

企画ものドラマです。
お目当ての俳優さんがいる方なども楽しめるのではないでしょうか。それが目的の主でもあった自分も、そこの要素はある程度満たしてもらえました。

でもどうしても過去にさかのぼるなら
漫画ピンポンの実写化とか
よく知らないなりにテニスの王子様ミュージカルとか
他にも諸々の若手男性俳優がたくさん出るコンテンツや作品に、敢えてというかで沿った形なので、あれやこれやを思い出さずにいられませんでした。お約束展開を踏襲したとはいえ、もう少しアレンジがあってもいいのかもとは感じずにいられなかったと申しましょうか。

最近までその世界を存じ上げていなかったので詳細の認識に誤りがあるかもしれませんが、大手芸能事務所スターダストが「EBiDAN」の面々をフューチャーする企画ドラマのようなので、スターダストの役者さんが主要な役を占めます。華麗です。
が、ドラマのために外部から招へいした俳優さんたちの使いかたも、どうにもどこかおそらくは知っている限りではJやLD●のドラマや映画等で見たのと同じ方々を同じような使いかた?みたいな。お約束というか敢えてであることは感じられるとはいえ、もうひと工夫欲しかったです。

あとは幕末だったり戦国だったりみたいな争いを全て卓球に置き換えて、現代風などこかの世界で展開されているストーリーなのですが、気にするだけ野暮かもしれないと思いつつも、女性やこどもの扱いがそのまま戦国時代みたいだったりがちらちら見えてそれが完全に時代劇なら気にならないのですが、なまじっか現代風などこかといった舞台設定で展開されているもので、端々や話の流れにドン引きしてしまうところもないではなかったです。
フィクションでぶっ飛んだ世界とはいえ、警察が機能して無さそうな現代風設定こわいみたいな気持についなって正気に戻ってしまうというか。
秩序の壊れた世界設定をもう少し作品として細かく作り込むか、倫理的なものは現代風舞台なら気にしてみるか、どちらかにしてほしい気持ちついなってしまうストーリー展開もあったりで。

スターダストのキッズから若手男性俳優のカタログとしての役割も果たしてくれているので、それらの方々を俯瞰して眺めさせてもらえるコンテンツとしては有効というか、楽しめると思います。
おそらく女性のスターダスト所属の役者さんもちらちらいるのですが、これがいっそ男性しかいないJなどの事務所ならドラマなどを作る時は外部から招へいするので、きちんと人格のある役も振られるのですが、ここでは自社の女性をバーターとも言えない出し方で存在させているだけなので、これならいっそいないほうがいいのかなあなどとも思わされたりもしました。この作品の内容からして下手に女性が出張るのもふさわしくなさそうですから、いっそ自社の女性の役者さんなどは出さないという選択をしてくれても、すっきりして良かったかもとも思います。

続編が決定しているようなので、そちらも楽しみにはしています。
ぱきら

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