平成2年の男

プリズン・ブレイクの平成2年の男のレビュー・感想・評価

プリズン・ブレイク(2005年製作のドラマ)
3.5
・とりあえず一番評価の高い1シーズンだけでも観ておこうの精神で観た。

・シナリオライターが上手い。主人公が危機に陥るからこそエンタメはエンタメたりえるのだが、本作では笑えるくらいに危機が多い。お祓いした方がいいレベル。

・いやらしい、というかあざといんよね。危機場面の差し込み方が。段取りブレイカーが猛威を奮っている作品。

・勘が鋭く「まさかな」というキメ顔をしょっちゅう作る割に、やることなすこと全部空回りしてしまうベリックに癒やされる。

・刑務所長ホープのセリフを脚本で読んでみるがいい。こんな無能が刑務所長になれるはずがないという強烈な違和感があるはずだ。しかし画にしてみると違和感がない。これは俳優女優にすば抜けた演技力とオリジナリティがあれば、どんなクソみたいな役でもそれなりに見える、というサンプルだ。