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監獄のお姫さまのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

監獄のお姫さま(2017年製作のドラマ)
4.7
物語は、浮気した夫を刺した馬場カヨ(小泉今日子)、俳優のストーカーと詐欺犯の大門洋子(坂井真紀)、ヤクザの夫の罪を被った足立明美(森下愛子)、脱税で逮捕された財テクアドバイザーの勝田千夏(菅野美穂)、元刑務官の若井ふたば(満島ひかり)5人の女がある大企業のイケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷友介)を誘拐するところから始まる。
当初、何が目的なのか、5人はどういう関係なのか、すべてが謎に包まれたまま…。
しかし、次第に明らかになる社長の過去。彼は愛人を殺した殺人犯であった。
社長誘拐計画は、その殺人の真相を暴き、まだ刑務所にいる前社長の娘・江戸川しのぶ(夏帆) の冤罪を晴らすためのものだったのだ。
しかし、復讐は彼女たちが計画した通りに進まない。さまざまなハプニングが起こり、 そのたびにパニックに陥る5人の女。
それでも、それぞれの得意分野を活かして、なんとか軌道修正を図っていくが…。
5人が板橋吾郎を拉致監禁して愛人を殺害したことを自白させようとする現在と馬場カヨたち5人がどのように江戸川しのぶと出会い板橋吾郎へのリベンジを企むかを描いた過去を交錯させる中で、馬場カヨたち5人の女の過去や罪を犯した受刑者の苦悩を掘り下げていく語り口の巧さはタランティーノ張り。
5人のおばさんならではのわちゃわちゃしたテンポの良い掛け合い、5人の受刑者と刑務官の立場を超えた女の友情がステキで痛快だし、タランティーノ映画のパロディなどの小ネタや満島ひかりと小泉今日子が松田聖子の歌を歌うシーンや小泉今日子が前川清とデュエットするシーンなども楽しく、「要点以外を話したらいけないの」「わちゃわちゃするのがおばちゃんの味?」「好きだからもう会いたくないの」などの名セリフの数々、キレイで切れ者の菅野美穂やお節介でおっちょこちょいな小泉今日子や可憐な夏帆や凛々しく情に厚いツンデレな満島ひかりなど5人の魅力が際立つクライムサスペンスコメディドラマ。