このレビューはネタバレを含みます
なんか怒られそうだから言いづらいんだけど、クドカンの作品の中でいだてんの次に好きでさ……。つまり2番目に好きなんだよ。
ラスト、そんなことで真相わかっちゃうの？！とか色々ツッコミどころはありつつもこのドラマがめちゃくちゃ好きなんだ。
女のホモソーシャルの慈愛と毒（ほんの少し）を正面から取り扱った快作なのだ。女のホモソーシャルで、強火のシスターフッドなの！古来から女の復讐劇はみんな好きなの…っ！
言ってしまえばこのお話って纏めようと思えばもっと短くできるし、こんなに登場人物いなくても成立してしまうんだと思うんだ。縦軸は「爆笑ヨーグルト姫事件」のみだし、それも過剰な演出と他の女囚たちのエピソードを伴って行きつ戻りつしながら進んでいく。とは言え、じゃあ切っていい部分があるかと言われると全てが愛しいモーメントだから、一切ない。そこが好きなんだ。
キョンキョン演じる馬場かよは序盤で、伊勢谷友介演じる男！（このキャラは作品世界の男性を象徴しているから男と呼びたい。にしても、男を象徴する伊勢谷友介…なんてエッチ…いや、リッチな配役なんだ。それに負けてないキャワワな塚本高史も高く高く評価し、眺め尽くす所存。）に向かって「要点しか話しちゃいけないの？！私の話は全部が要点なの！」と絶叫する。ここが肝なの。
おばさんの井戸端会議、仲間との他愛もないやりとりに要点はなく、また全てが要点なんだぞ。舐めるなよ（と何故か前のめりになる。飲み込まれてるのだキョンキョンたちに）
まあとはいえ、伊勢谷友介演じる男が伊勢谷友介の見た目をしておるおかげで魅力的すぎて「あんなに遊ばれてそして、む、無期懲役か〜…」という気持ちになったりもしないこともないが…乳首立ってるの下りなど、やりすぎ感が否めないこともないが…！
塚本高史がちゃんとタキシード仮面で良かった。（恋人である主人公を絶対助けてくれる男＝タキシード仮面）これがあることで、息抜きに楽しめるドラマにちゃんとなってるな〜と思う。のぶりんありがとうね。
