ファルコン

スーパーマン&ロイス シーズン1のファルコンのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

NHK総合での放送で視聴。スーパーマン/クラーク・ケントとロイス・レインが結婚し、双子の親になっている設定の作品。ドラマ『スーパーガール』と、それに関連するアローバースのクロスオーバーイベントに出てきたスーパーマン&ロイスと同じキャストで、彼らが主役のドラマが作られたのはとても嬉しかった。スーパーマンって「圧倒的なパワーがあって、明るくて悩みもなく、自分1人で何でもできる超人」みたいなイメージが一人歩きしてしまっている部分が結構あると思うんだけど、今作はクラークが新聞社をリストラされ、都会のメトロポリスから故郷の町スモールヴィルに引っ越すところからスタートする。思春期の子ども2人と沢山関わりたいと思っているのに、自分がスーパーマンであるが故に、世界中で起きている大規模な事故や災害現場に飛んで行かなくちゃいけなかったり、家族の問題を解決しなきゃいけないのに最悪のタイミングで敵がやってきたり。スーパーマンといえども1人の人間である、ということを描いている。ロイスも、ただクラークに従うだけの女性ではない。彼と対等な関係ではっきり意見を言うし、真実を知るためなら危険を承知で取材に行く。働いていた新聞社で上に書いた記事を書き換えられ、真実を歪められた彼女は自分からその新聞社を辞職する。それくらい強い覚悟を持って記者をやっている。ロイスに関しては、過去に流産した経験で苦しんでいるというエピソードの描写がすごくつらかった…。ジョナサン、すごく良い子だから報われてほしい。今シーズン通してのメインヴィランであるモーガン・エッジは、クラークと同じように地球に来たのに、愛に包まれて生きてきたクラークとは真逆の人生を歩んできて、ただ「家族が欲しかった」という気持ちで動いていたのが切なかった。
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