ゆ

私たちはどうかしているのゆのネタバレレビュー・内容・結末

私たちはどうかしている(2020年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

完全に椿が多喜川さんと城島くんに飲まれていた。出て来る和菓子が素敵でもっと見たくなるし、事件の真相も気なる。でも、七桜と椿の恋愛模様はおまけに感じた。事あるごとに壁ドン。椿こそ真っ先に七桜の正体に気が付きそうなものだけど…。

七桜の目線だから、七桜の母親を指した椿は憎いし、凶器を差し替えた女将も憎いし、本当の事を言わなかった多喜川さんも憎いけど、やっぱり不倫をしては駄目。まるで椿の一言から始まったかの様だが、旦那様と七桜の母親の不倫が切っ掛け。女将も深く傷付いたし、女将も憎しみを覚えるのも当然。七桜はそこを一度、見詰め直さないといけない。

女将が七桜の正体を知った時、さっさと公にせず、ちまちまいびっていた事が疑問だったけど、椿が後を継げなくなるから公にしなかったのかな。にしても、いびっていないで七桜のお母さんを追い出そうとした時みたいに、やり方は他にもありそうだけど。

多喜川さんが七桜にそんなにも肩入れしてしまう気持ちが分からない事と、椿の手術の為もあるけど、今後は自由にお菓子を作って欲しい、という気持ちから光月庵を継いだ七桜が、最後の最後に自分の気持ちを優先して、椿を連れ戻そうとしている事が少しだけ納得し切れない。

女将を轢いたトラックの運転手の人生はどうなってしまうのか。自分の身内が運転手だったらと思うと震える。ずっと誰かに恨まれてしまう人生な女将。

でも何だかんだでやっぱり真実は気になるし、和菓子も見ていて楽しいしで毎話、楽しめた。
ゆ