世界各国で行われていた原子核爆弾の研究。
全ての国がこれが完成したら戦争が終わる、世界が変えられると思っていたとしたら、どの国が落としてどの国が滅ぶのかは紙一重なんだと。
科学者の気持ちは全く共感し得なかったが、柳楽さんの目の演技、科学者としての生き様がまじまじと見せつけられたのはすごかった。
死ぬのが怖いけどお国のために生き延びて居てはいけないそんな兵隊の裕之さんと、もう帰ってこないことを察しつつも、生きてて欲しいと願い大きなおむすびを渡して息子の出陣を受け入れるしかない母親。こんな悲しいことが繰り返されてはいけない。
「未来の話をしよう」
「日本はどうなってますか？平和ですか？幸せですか？」
これに尽きる。未来を生きなくては行けない。
これは今の時代にも通ずる言葉だった。
