いよら

偶然見つけたハルのいよらのレビュー・感想・評価

偶然見つけたハル(2019年製作のドラマ)
3.6
漫画の世界の話ってことで、"W"みたいなのかなと思っていましたが、現実世界ではなく漫画の世界だけの話なので全く別物でしたね。
主人公は漫画の世界ではヒロインではなく脇役で、そこに気付いて運命を変えたいっていう話。
漫画として作者に描かれる"ステージ"とそれ以外の時間や空間の"シャドウ"に分かれている設定っていうのも面白いです。ステージでは作者の思う通りに動くしかなくて、シャドウでは自我のある人たちは自由に動けるけど、自我のない人たちはその時のことを全く覚えていないという。

先の展開は全く読めないです。しかもタイトルであるはずの"ハル"は初めの数話は出てこなかったですしね。記憶がなくなったり、漫画の中の設定に振り回されたりと、どうなるんだろうと思うところはたくさんありました。

個人的には主人公にあまり感情移入が出来なかったんですけど、一生懸命な主人公なので、一般的には応援したくなるキャラかなとは思います。
ハルのそっと守ってくれるキャラが良かったですね。一方のギョンは自分の思いを言葉にするのが苦手な複雑なキャラでしたね。彼が一番、切ないかもです。
いよら

いよら