母の話。家族の話。
主人公・ユリの遺した家族への思いも、ユリの母の思いも、同じ納骨堂の仲間それぞれの家族への思いも、全部身近にいる誰かへの思いの話だった。どの家族の話も良かったけど、全部家族や身近な人への気持ちが繰り返し繰り返し語られていて、テーマが一貫している。
死んだ後の未練が誰かの心配ばっかりで、そんなことあるかなとも思うけど、自分は死んで終わりと思えば生きてる人の方が心配なのかもしれない。
ユリも継母になるミンジョンも凄く優しい人で、だからこそ救いがないようにも見えた。
最終話はほぼずっと泣いてた…。誰かを自分より大切にできるって凄いことだなと思った。