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誰かが、見ているのやのレビュー・感想・評価

誰かが、見ている(2020年製作のドラマ)
3.0
薄めたMr.ビーンと、もっと薄めたトゥルーマンショーを足した物を三谷幸喜さんが撮ったみたいなドラマ。
撮影方法は同監督の「HR」と同じ様な手法。
少々ギャグが薄ら寒く感じる部分やリアリティ皆無の世界観ではあるが舞台ぽさで個人的には多少我慢できる。しかし、このドラマで1番面白いと感じたのがドラマとは余り関係のないパートの声優の山寺宏一さんの好き勝手な吹替だったのが、ドラマとしてはなんだかなという感想。
自分が三谷幸喜好きだからまだ見れた様なドラマ。
同監督の古畑任三郎の「今泉くん」はギャグ行動に「女性に気に入ってもらう為」「上司の命令」などなど行動に対して背景になる思考が垣間見えたのが面白さに繋がっていると思うのだが、今作の香取慎吾演じるキャラクターはただただ変な人であり行動に何の背景も見えてこないのが面白さに欠ける要因の様に感じた。
嫌いじゃないし、つまらないとまでは言わないけど、面白いとは言えない。
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