アンミカ

問題のあるレストランのアンミカのネタバレレビュー・内容・結末

問題のあるレストラン(2015年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

きょうこ(臼田あさ美)が夫に向かって言った「いい話って時々人を殺すんだよ。美談って押し付けたとたん美談じゃなくなるんだよ」っていうのが心に残った。良い話を聞いて、自分もそうしなきゃってプレッシャーを感じることってあるよな...って思った。

5話も辛かった。苦しかった。あいり(高畑充希)が、「お尻触られても何も感じない教習所通ってるんで」って言ってて、そんな言葉言わないでよって思ったけど、そういう風に本心を殺して我慢して生きてる人って沢山いるんだろうなって思った。
他にすごく好きだなって思ったのは、ビストロフーで、お客さんの前にハイジ(安田顕)が登場する場面。自分がオネエだから色眼鏡で見られるだろうっていう不安を抱えながら出てきたハイジをお客さんが温かい拍手と笑顔で迎えていた。ハイジの安心と嬉しさが混ざったような涙を見たら私までボロボロ泣いてしまった。

6話も好きだった。ちかちゃん(松岡茉優)が、あいりとゆみ(二階堂ふみ)と3人でいる時に、生きてて良かったって呟いたのがいいなあって思った。

10話のちかのセリフも印象的だった。「人に優しくすると自分にも優しくなれます。人のことが分かると自分のことも分かります。人の笑顔が好きになると自分の笑顔も好きになれます。自分は自分で作るの。」

登場人物たちが発するセリフにはっとさせられることが多いドラマだったなあ...あと、ビストロフーのみんなが大好きだった。
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