最初はハリウッドの裏側を観ているような気分で、正直ちょっとな…と思うようなところもあったのだけれど、最後の怒涛の展開がよかった。とてもよかった。最後の最後まで完璧では？思わず唸っちゃったよ。
1940年代のハリウッドを舞台に、夢を追いかける映画人を描く。
若者がメインではあるのだけれど、スタジオ幹部の方々がとてもよかった。夫と死別しても、子育てを終えても、もうすぐ死ぬかもしれないとわかっていても、何も諦めていない。夢を持って、全力で生きる力に元気をもらった。
人種差別についても描いていて、今観てよかったと思う。
ダークな作品は精神的に今は厳しいかもと思っている人でも観られると思うので、ぜひ今世界で起こっている問題を考えながら、この作品を観てほしい。
実在の人物が出てきたりするが、これはもしものお話。
そう思うと、胸が張り裂けそう。
