Mai

ハリウッドのMaiのレビュー・感想・評価

ハリウッド(2020年製作のドラマ)
3.3
前評判が良かったことと、制作が「glee」のライアン・マーフィーだったことで観る前に期待値を上げすぎた…。実在の人物が次々に登場するのは面白いと思ったけどそれだけだったなぁ。

物語の軸になっている"ペグ事件"はキャリアに限界を感じた女優ペグ・エントウィルスがハリウッドサインのHの文字から飛び降り自殺したという実際に起こった衝撃的な実話。この事件をダレン・クリス演じる若手映画監督が映画化するところから物語がスタートする。

まず第一に主人公のデヴィッド・コレンスウェット…ものすごくハンサムだけど彼に全く魅力を感じなかった…。劇中「顔がいい人なら山ほどいるの」的な台詞が出てきたけれど、まさにその通り。ただ顔がハンサムなだけの印象しか残らなかった。

良かったのは実在した大人気スターロック・ハドソンを演じたジェイク・ピッキング。夢を追いかける純粋なロックをすごく丁寧に演じていたと思う。
同じ理由でロックの恋人役を演じたジェレミー・ポープも良かった。まさに今タイムリーに世界中で問題になっている人種差別。この映画でも一番主に描かれていた。

話は分かりやすいし、俳優も豪華で当時の再現力は素晴らしかったけれど、続きが気になることはなかったし、度重なる性的な描写は観ていてあまり良い気持ちはしなかった。

唯一大好きなジム・パーソンズの日本語吹替が「ビッグバン・セオリー」と同じ人だったことだけは評価できると思う。
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