音楽がめちゃくちゃグラスっぽいと思ってたら、本当にグラスだった。
すごくいい。
雪が舞昇っていったり、小川が一瞬で凍ったり、とSFという設定をエクスキューズにして、最高に詩的な映像を堪能出来る。
エピソード3の「静止」が一番好きだった。
活人画に弱いので、街全体がぴたりと止まってしまうのが絵的に素晴らしいし、女の子の描き方もよかった。
ーなぜ幸せな瞬間にも終わりが来るのだろうか。
ー終わりがあるから幸せなのだ。
あとは、エピソード7の「怪物」は秀逸。
まんまフランケンシュタインなんだが、怪物が無人島に送られるのは、「人間に危害を加えられないように」という。
冒頭でちらっと知的障害者が映るところもかなりクリティカルだ。