ako4u

Womanのako4uのレビュー・感想・評価

Woman(2013年製作のドラマ)
4.5
坂元裕二は本当にすごい脚本家
母と娘2人の、一筋縄ではいかない妙を、ゆらゆら揺れる人の心のひだを、リアルに痛切に描いていて、見事

1話目冒頭の 娘と話してるとこから、もう泣ける
「お父さんはちゃんといるの、隠れてる。隠れてるだけで そばにいるの。みんなで笑うといいの。笑ってたら お父さん、なにかなぁ楽しそうだなぁ、お父さんもまぜてって来るの。だからお母さん泣かないよ」

小春と 舌ったらずな小さい望海 2人の会話のシーンは、ぜんぶ微笑ましい

子どものぶんは大きいけど、小春のバウムクーヘンだけが細すぎて倒れる
っていう描写

iPodから流れる音楽
台詞なしで 音楽だけ
という演出

エアあやとり からの 許せないんだよ からの お母さん

最終回も凄い
いないはずの信さんの言葉で、姉妹が初めて会話をしていく
信さんを通して 心を通わせていく

なにこの脚本 神か


小林薫の演じていた植杉さんの存在
言うべきことは まっすぐ言う
誰の気持ちも 受容する
大人も 子どもも 初めて会う人も いつもいる人も どんなに荒れくるってる人も
同じように 1人の人として 大切にする尊重する
全方位に優しい みんなに誠実
ああなりたい

高橋一生が演じてた医者もよかった
手汗をかくような
転がって喜べるような
もし病院にかかるなら
澤村先生のような先生に出会いたいと 誰もが願うだろう

坂元裕二ドラマに 毎回のように出演する
田中裕子や満島ひかりは もちろん素晴らしかった


以下、印象に残った台詞の忘備録

「お父さん、言ってた償おうって。3人で償って生きていこうって
こう言ってた、人生をやり直させてあげたいって
でもそれは無理だと思うの
亡くなった人に謝っても 聞こえないもの
遺された人に尽くしても 届くはずないもの
とりかえしのつかないことだから、かけがえのないものだったから、命は戻らないのものだから、あなたはもう一生許されないの
栞、貴女の人生は終わったと思いなさい

「人は 最後のページを読むことはできない
最後のページを読むのは 子ども達なんだよ
僕と小春が生きてきた答え を見つけるのは、子ども達なんだよ
いつか僕達がいなくなった後、子ども達が、僕達が生きて綴った人生を 読む
その時 子ども達に、その本をこう胸に抱いてもらえるように、そのために生きる、できるだけ誠実に できるだけ一生懸命 子ども達に恥ずかしくないように

「子どもって 思い出で大きくなれるんだよ