Ideon

呪怨:呪いの家のIdeonのレビュー・感想・評価

呪怨:呪いの家(2020年製作のドラマ)
3.5
心霊研究家の小田島は、テレビのオカルト番組で共演したタレントのはるかの話に興味を持つ。恋人と同棲するアパートに、夜中になると子供が歩き回るような足音がするというのだ。怖くなって引っ越しした後も足音は止まない。結婚後、二人で住む家を探していた彼は、関わった者が必ず怪死する呪われた家に足を踏み込んでいたのだった…というお話。
呪怨に出てくる家には実在のモデルがあったという設定で、1988年からの約10年間を実録風に描いている。その間に発生した少女コンクリート詰め殺人、地下鉄サリン事件なども盛り込んで、リアリティを感じさせる作りになっている。小田島に扮した荒川良々は終始シリアスな演技に徹して新境地を見せている。はるかに扮する黒島結菜は美しさにますます磨きがかかっている。オリジナルシリーズでは理屈も何もなく、手当たり次第に祟っていた伽倻子だったが、この作品では悪霊の正体が多少は明かされる。とはいえ、完結したとは思えないので、シーズン2が楽しみである。
Ideon

Ideon