ぐろりあ

呪怨:呪いの家のぐろりあのレビュー・感想・評価

呪怨:呪いの家(2020年製作のドラマ)
4.4
良質という言葉が適切かどうかわからないが見応えある作品でした。
個人的な問題ですが一回よりも二回観た方が数倍よかったです。
集中してみると重要な台詞や芝居が沢山あり、発見が多ければそれだけ印象が深くなりました。
あのなんとも言えない平成の事件と風俗、臓器売買、立ちんぼの女性、その他当時の小道具がとても効果的にあの時代に浸れます。
ビデオ版や映画、ハリウッド版の印象が邪魔して最初は戸惑いがありました。
あの世界観は決して別物ではないにしても『呪怨』の意味合いはしっかりありました。
先の『呪怨』は力技の恐怖が魅力でした。(個人的には子供の頃のドリフターズのお化けが出るコントはビクビクしながら見ていた当時の私…『この呪怨の怖さは志村けんさんがやっていたコントを見た時と同じ怖さだなぁ…』と…私だけなのか今でも考えます)
このNetflix版は長い紙、赤子の声、湿り気のえる日本家屋、ある意味正攻法なホラーであり、日本人であることから逃れられない遺伝子レベルにある恐怖。
それがセンス良く作品になった印象です。
これは好きです。
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