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呪怨:呪いの家のsingerのレビュー・感想・評価

呪怨:呪いの家(2020年製作のドラマ)
3.3
和製ホラーは結構好きで、昔はよく観てたんですが、人気シリーズの幾つかは、過剰さの上塗りを繰り返すだけのものになっていたので、正直、怖さの本質を失ってったように感じていて。
でも、この「呪怨」のドラマシリーズは、再び原点に立ち返るようなストーリーが見れたので、わりと楽しんで見れたかなぁと思います。

最初は、試しに1話だけって思ってたんですが、結局そのまま配信中の6エピソードまで、全部見てしまいました。
これって、十分ハマってるって言って良い位のレベルですね。

やっぱりホラー映画は、序盤の謎が謎を呼ぶ感じ。
その真相が闇に隠れていて、怨念の連鎖の理由がわからない時程、ドキドキさせられるものです。
加えて今作も、劇場版「呪怨」の初期作の中にあったように、現在と過去を、忌まわしの一軒家の中で、交差させながら進めていくストーリーに巧妙さを感じられたので、単なるホラーに終わらない要素も感じられたのは良かったですね。

それでもまぁ、やっぱりストーリー進んで行って、後半のエピソードに進めば進むほど、なんか“しつこさ”のような物が増してきて、演出もだんだん過剰になってくにつれて、自分の中での恐怖感が、だんだん冷めてくような、嫌ぁ〜な予感がしてきたのも事実。
多分、ここからシーズン2もあるんだろうけど、だんだんとお決まりのパターンになってくのかなぁと思う部分もありますが、続きのエピソードを楽しみにしていたいと思います。

後、キャスト陣。
配信ドラマだけに、メジャーな作品ではあまり見れないような、新人さんとか、ベテラン勢の共演は見所の一つでしたね。
個人的には「見栄を張る」で好印象が残った久保陽香さんや、久々に見てビックリ好演だった仙道敦子さん、元AV女優のみひろさんなど、意外なキャスティングも見れたのが良かったですね。
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