Kz氏

呪怨:呪いの家のKz氏のネタバレレビュー・内容・結末

呪怨:呪いの家(2020年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

善悪二元論の宗教観を持たない八百万神、アニミズムの民族性のためかもしれないが、日本では、ホラーはシリーズ化すると怪異がアイコン化して怪異でなくなる。ジェイソンもフレディもチャッキーも、貞子や伽椰子も例外ではない。
「呪怨」のもととなった話という上書きでホラーアイドルの物語を恐怖映画としてリブート。触れると呪いが感染する「残穢」の家の話。1988年から1997年。
「新耳袋」の木原浩勝か中山市朗のような怪談収集家が、感染関係者達の横糸をつぐむが、彼もまた感染者。娘の肉体に嫉妬する母親やDV・児童虐待、家庭内殺人。女子高生コンクリート詰め殺人事件、サリン事件、酒鬼薔薇聖斗事件を時代背景として、宮崎勤も姿をかいま見せる。憑かれた家よりも人の怖さが際立つ。
「ソンカイノ」をリフレインする、民謡のようなアジア的フォークロアのような主題歌が不気味で、第2シーズンを、「全裸監督」ともども、心待ちにする。