れいつゆみつ

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまうのれいつゆみつのレビュー・感想・評価

5.0
20年9月に観たのだが23年3月現在、最も印象に残る1場面意外すっかり忘れてたのでもう一度観てみたw

高評価つけてずっと覚えてる作品もあれば数年ですっかり忘れちゃう作品もあるなあということに気づいたw。

会話が丁寧で、どの人も最後には皆良い人になってゆく安堵感。

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とっても楽しめたし好きなイイ話だった。
但し突っ込みどころもあるにはある。

3話がとてもグッと来てポロポロ泣いた。ジャズライブを店の外で聴くシーンで高良健吾の『楽しいなあ 東京に来て一番楽しい』て趣旨の台詞。
この台詞は本当に心の深いところにジーンときた。

わたしはオバサンになって、ようやく心からしみじみとこのワンシーンの高良健吾のように『楽しいなあ』と感じることがあった。

勿論、彼らのように若いときは毎日がほぼ楽しいだけの日も多かったと思う。
でも毎日楽しいのが当たり前、楽しいのがふつうだと思ってわたしは生きてきたのだ。

登場人物それぞれに満たされない思いや傷ついた心ががあるなかで、八千草薫さんの存在が貴重で、実際去年亡くなられて、彼女は最後までわたしの持つイメージ通りの役を演じ続けておなくなりになった。ただ一ヶ所『くそ』がつく台詞を八千草薫さんが言ってたが、それはないほうがよかったかな、とか(笑)。

坂口健太郎のキャラの描かれ方は最も突っ込みたいところではあった。

坂元脚本作品をもっと観てみようと思う。