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アイルランドのayukoのネタバレレビュー・内容・結末

アイルランド(2004年製作のドラマ)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ヒョンビンのはじめての主要キャストドラマですね。2004年、21~22歳くらい? 若い!

ドラマ自体は、不思議なストーリーで「一体どうした!?」という感想なので、ヒョンビン好きな方以外にはオススメしづらいのですが、このヒョンビン演じるグクは最高でした。恋!

いやー何でしょうこのドラマ。主人公・ジュンアのキャラクターが、いわゆる不思議ちゃんなんですけど、ドラマ全体が不思議ちゃん!? 何が一体どうしてこんなことに!? と突っ込みを入れたくなる箇所が多数でした。

しかしながら、このドラマのヒョンビン演じるグクは、良い! ヒョンビン自身も、40歳になったらもう一度演じてみたいキャラクターとして名前を挙げていましたね。

確かに、妻に浮気されて苦悩しながら妻を愛し続ける、という役、21~22歳の若者が演じるキャラクターなんだろうか?という気もしたのですが、ドラマの中では浮いている感じもなく、はまってます。この役にヒョンビンを抜擢した方は、見る目ありますね!

まず、このドラマのヒョンビンは、見た目が最高です! 前髪おろしてて色白で超絶かっこいい。。。アイドル! 見た目だけどいうと「シークレットガーデン」の次に好みでしたw

そして、仕事がボディーガードで、これも良い!「愛の不時着」でヒョンビンがボディーガードしているシーン、大好きでしたが、このドラマはずっとボディーガードなので、誰かを守ってる場面、たくさん堪能できますw

そして、気になった点。たくさんありますが、このドラマの最大の気になったポイントは、主人公・ジュンアです。

演じたイナヨンさんは、とても美人さんでした。ちょっと柴咲コウさんに似ている、というか大分似てるかも。日本人好みの顔? 顔だけいうと、ヒョンビンのドラマのヒロインとしては一番かわいかったかも。

精神的に不安定な彼女と知り合い、心配で支えたいという気持ちから恋に落ちたグク。二人は第2話冒頭ですでに結婚し、幸せそうです。しかも、髪が短くなったジュンアは更にかわいくて、美男美女夫婦!

なんですが、ジュンアは、知り合ったジュボクに恋してしまいます。しかし、「一体何故!?」としか思えなかったです。

具体的には、道路ですれ違って、その後病院で再会して、喉詰まらせたジュボクをジュンアが助けた、だけですよね? 一目惚れなのか、運命の相手だから、なのか、よくわかりませんけど、このジュボク、無職で女のヒモの上、第1話のご両親へのひどい態度で性格も悪いのかい!とどん引き。

多分イケメン俳優さんなのですが、横にヒョンビンがいると、かっこよく見えない問題もw このゴミのような男に、会っただけで惹かれるジュンアにもどん引き。ヒョンビンの方が100憶倍素敵なので、全くもって感情移入できませんでした。

更に、ジュンアは不思議ちゃんなので、グクに疑われてもいないのに、彼と付き合っているわけでも、身体の関係があったわけでもないのに「好きな人が出来た」と突然告白!

離婚したがるジュンアと、したくないグク。グクは可哀そうなんだけど、ジュンアは途中でご懐妊!えっすることはしてたのね!っていう気持ちになったり、しかし結局は離婚。

ジュンア「あなたにとっての愛は、永遠に一緒に幸せでいられる人 私にとっての愛は一緒に不幸になってもいいと思う人 永遠を信じることより、今一緒にいることがより大切に思える人 その人と一緒ならば不幸までも幸せに変わる人」
グク「危険な愛だな やっと君が理解できた そんな愛は嫌だ」
ジュンア「わかってる あなたの愛は穏やかで温かな愛 私はそんな愛は嫌」
グク「離婚しよう」

えっと、ごめんちょっと何言ってるかわかんないw

どういうこと? ジュンアは不幸になりたいの? ただジュボクが好きなだけでしょう? ジュボクと穏やかに幸せなるのは嫌なの? そしたらジュボクの事も嫌になるの? 

いやージュンアきつい。顔は可愛いけどさー。そして妊婦のジュンアと離婚するグク。外から見たらひどい夫に見えそうw

いわゆる不倫もの、好きになってはいけない人に恋をしてしまった、というような切なさも全く無いし、バレるかも!的なサスペンス要素も全然無い。ドロドロ感も全くなく、むしろさわやかさすらあります。全く感情移入できない、ポエムのようなセリフを言う人たちを見る、という斬新なドラマ?w

その次に気になったポイント、謎のBL風描写が満載なこと。

ドラマの冒頭、飛行機でお尻を社長に触られるグク、というシーンからはじまって、社長がグクに膝枕していたり、グクが身を挺して社長を守ったり等の社長×グクライン、ジュボクも恋敵なのにグクが大好き、キスしたり、具合の悪いグクをおんぶしたり膝枕したり、ジュボク×グクラインもあるし、再開したグクの親変わりの牧師さんにご飯を食べさせてもらうシーン等も何だか、様子がおかしい。グクから逃げてたのも意味不明だし、ゲイだったから、それがばれたくないから?

これ、完全に意図的に入れていると思いました。しかし全くトキメキは無い。脚本家さんはBLを理解していないのではないかと。BLで大切なのは「関係性」! 関係性にときめくのであって、イケメンが男とキスしたら良いのかというと、そうじゃないので!w

ジュボクとジュンアが兄妹かも、という展開も中途半端。最後どうなったかわからないため、だったらそのくだりいる?という謎だけが残ります。

一方、このドラマの良かった点、それはシヨンとグクのラブライン!

シヨンはグクが既婚者と知りながら、ジュボクと付き合いながら、ボディーガードのグクに何度か助けられるうちに、惹かれてしまいます。シヨンがグクを好きになる過程が丁寧に描かれていて、とても良かった。シヨンは普通の可愛い女の子で、不倫なんだけど共感した!好きになっちゃうよね!

第12話 シヨンをストーカーから救ったグクがシヨンを家に送った時にシヨンが告白するシーン
グク「明日急用なら俺が何時間か警護できるよ」
シヨン「こんなこと いけないわ 
あんたに恋しているのに気付いてない?
実は気付いているでしょ
これ以上好きにさせてどうするの?
ただ笑ってごまかして終わるつもりだったのに なぜ心に住み着くの? 恋愛のプロ? 明日は警護しなくていいわ もう気にしないで」

その後、グクはまたジュンアに好きじゃないと言われ、一人で飲んだ後シヨンの家に来てしまうのでした。
グク「ごめん 何だかここに来たくてさ」
シヨン「自分を好いてくれる女に会いたかったんでしょ お見通しよ」
グク「…そうだよ」
シヨン「人間ってずるいから頼る場所を本能的に探すの」
グク「俺と寝る? …ごめん」
まあ、結局寝ないのですが、良いシーンでした!

第13話 ストーカーに襲われたシヨンをグクが助けに行くシーン、カッコ良い!指でサインを出すシーンって何でこうカッコ良いんでしょうか。ジャックバウアーみたいでした!

第16話 離婚したグクと最後にくっつくシーン、最初の会話が可愛かった!
グク「そんなに俺が好き?」
シヨン「うん」
グク「まったく(笑)」
シヨン「好きと言われて喜んじゃって」

ちゃんとくっつけてくれて良かったけど、キスもしないのかい!っていう不満はありましたw

そしてジュンアとジュボクはくっつかないのも不思議だった。でももうあの二人はどうでもいいかな!っていう感想でしたw

ドラマとしては不思議ですが、グクは最高で、恋心な思い出でした!
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