イエローオーシャン

anoneのイエローオーシャンのネタバレレビュー・内容・結末

anone(2018年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

1話の「いいことありっぱなしな人はずっといいことがあるけど無い人はずっと無い」という有紗のセリフが印象的

最後の晩餐に寿司を食べようという舵に「寿司なんて食べたら生きたくなってしまう」というるり子の死に場所を求めているという点以外2人の両極端な考えが最初に現れていて良かった。


「人は手に入ったものじゃ無くて手に入らなかったもので出来てるんだもんね」 


彦星くんの病室でいつもは青いジャケットを着ているハリカが亜乃音さんからもらった赤い花柄のスカートを履いて「いつもこんな服を着ている」と言った時に「そんなイメージだった」と言われたときの表情が良かった。ハリカが何も求めずにただ彦星くんが良くなることだけを願っているとのろがとても切ない。

鑑別所で有紗と出会って、過度に人懐っこい性格のままの有紗にもまたなにか心に影を落とす過去があるのだと思い悲しくなった。

林田印刷所に集まってきた4人(中世古を含めたら5人)は血は繋がっていない他人同士だが「家族」だと思う、本当の家族とはなんなのか。
ただ坂元さんが鍋を描く時は家族団欒というよりは家族のような人が食を分け合うというイメージだなぁ。

瑛太が出てくるたびに不穏な空気が流れる演技力がすごい。

帰れる場所があるから自立して1人になれる。最後に流れ星を見ながら4人は何を望んだんだろう。

寂しげで悲しいお話だし、本人たちは必死に生きているけれど、話を通して何か暖かさを感じることができるのがこのドラマのすごいところ。

最初梶がるい子に即席で作ったものが焼きうどんだったけど、「それでも、生きてゆく」でもそういえば主人公の洋貴が焼きうどんを食べるシーンが度々出てきたな(父親はソースをたくさんかけていた)と思って坂元さん焼きうどん好きなんかなと思った。