刺さりまくる坂元裕二の言葉たち。
偽札製造の話なんて重そう、と当時は観なかったけどこれは血の繋がらない人たちが家族として暮らす話なのだ。
亜乃音さんと3人の家族が食卓でご飯を食べたり、洗濯をしたり、文字通り2階で暮らしていた場面が非常に印象的。
それと同時にハリカと彦星くんの物語が、希望へ向かう流れ星だった。この2人の暗い世界を知っていながら、人の良いところ面白いところを見つけて共有しあうような2人が好きだった。
・人は手に入ったものじゃ無くて、手に入らなかったもので出来ている。
・死んでもいい、って言うのは、生まれてきて良かったってこと。生まれてきて良かったって思うまでは死んだらダメ。
・今さら過去の自分を助けてあげられないんだから、せめて今を。
・死にたい、死にたいって言ってないと生きられないからですよね？
・ここはもう行くところじゃないからね、帰るところだからね
・人は我慢出来ないくらい悲しくなると怒ってることにして悲しいのを減らすの
・本人も気づいてない魅力に気づいた時に人は人を好きになるんです
広瀬すず、田中裕子、阿部サダヲ、小林聡美、清水尋也、そして瑛太。
この脚本に挑んだキャストたちに拍手。
