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隣の家族は青く見えるのさんぽのレビュー・感想・評価

隣の家族は青く見える(2018年製作のドラマ)
4.3
コーポラティブハウスに住む4組の"家族"が、それぞれの悩みと向き合い、生きてゆく。
物語の主流は、深キョンと松ケンカップルの不妊治療の話。
恥ずかしながら、ドラマを見るまで不妊治療の現状を知らなかったので、たいへん勉強になりました。

不妊治療のほか、
同性愛や、婚姻関係のないカップル、
見せかけの幸せにこだわる見かけの夫婦など、
社会的に目の向ける必要のある題材が詰まっていて、見やすくまとめられている作品。
ドラマのように悩みを抱えた家族は実際にいて、それは隣人かもしれないし、明日の私たちかもしれない。
そんなことまで想いを馳せられる、ある種報道的な側面を持った見やすい社会派ホームドラマ。

テーマを持ってるだけでなく、
当事者でなくても非常に共感しやすいので、特に松ケンカップルには涙させられました。

個人的にはゲイの朔を演じた北村匠海に助演男優賞を

注目度は薄かったですが隠れた名作です。
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