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アンナチュラルのmkszkのネタバレレビュー・内容・結末

アンナチュラル(2018年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

主題歌が流れるタイミングがばっちりだなと常々思う
1話完結で、何話のどこから見ても面白いというのはドラマにおいてはかなり大事なんじゃないかな〜
スッキリとモヤモヤのバランスがお見事!重版や掟上、逃げ恥も同じ印象なので、これは野木さんの手腕なのかな。知らんけど〜。バランスといえば取り上げるテーマが重ためなのに対して、普段の彼らがとってもライトなのも素敵です。
野木さん脚本は原作付きのものしか見ていなくて、原作の軸を残しつつ実写に落とし込むのがとても上手だと思っていましたが、いやいやとんでもない!今までと同じくらい、もしかしたら今まで以上に面白い!!会話のテンポのよさは言わずもがなで、良ドラマをありがとう。最終回まで駆け抜けてください!!

以下、話数ごとの追記です。ネタバレ。

3話
女は〜のくだり、かなり見ていても腹立たしい部分があり。それをミコトが清々しく一刀両断、というわけではなく中堂さんの「死ねばわかる」で締めたところは痺れた、うまいな〜。5話まで見た今は烏田さんが最終回近くにまた絡むんだろうな、と。1話完結でありつつきちんと最終回までつながる布石を打っていてもう、なんかもうどうにでもしてくれって気持ち。天才!っていいたいけどどっちかって言うと秀才!魅せるね!
男と女、セラミックかステンレスか、結局の論点はそこではない。うまいな〜〜!!!!!真似したい〜〜〜〜!!

5話
刺した!刺したね〜〜!そりゃ刺すよ。そんな気持ちになったことないけど、たぶんね。そして犯人の女の子の気持ちもわからなくはない。田舎ってえてして閉鎖的になりがちで、そこで育まれた狭い狭い価値観でものごとをはかっちゃったのかな〜って。多分だけど本当に殺すつもりもなかったけど、うっかり突き落とした後に頑張って自分の行動を正当化しちゃったのかもしれない。じゃなきゃ鈴木くんから呼ばれた葬儀でいけしゃあしゃあとあんなことを話せない気がする。雪の演出も素晴らしかった。
その話ごとのメイン事件と、レギュラーの登場人物の掘り下げが同時にされるのはもはやお約束なところもあるけれど、毎度毎度お見事としか言いようがない。今回で言えば中堂さん、もしかしたら鈴木くんのこと、羨ましかったかな。「同情」の言葉で始まって締められた5話、暫定でベスト回です。

6話
「友達じゃない」
タイトルに心を奪われる。目に見えないものを存在させるために名前という記号が使われているのだと考えているのだけど、その中でも特に人との関係を表す言葉ってすごく複雑で。「〇〇である」という文には余白がないのに対し「〇〇ではない」という文に確かにある遊び。「友達なんだから!」っていう台詞にかなり価値観の押し付けを感じるタチであるので、少しホッとした。
タダより高いものはないよね〜〜くべくん!!
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