「夢ならばどれほどよかったでしょう」
登場人物それぞれが闇や孤独や悩みを抱えているドラマ。主人公のミコトだけでなく、UDIのメンバーも時として犯人や、被害者も。その描写が緻密でリアルで、胸が苦しくなるけれど、それでも素敵なドラマだと思えるのは救いや希望が描かれているから。
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」と書いたのは村上春樹だけれど、このドラマもまさにそんな感じ。
それでも生きていくこと、食べること、正しいことをすること、人と人のつながりの尊さ。
個人的なお気に入りは第8話。トリプルネーミング。ボロボロに泣いた。