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アンナチュラルの821のレビュー・感想・評価

アンナチュラル(2018年製作のドラマ)
4.8
おそらく12年ぶりに民放ドラマ最後までみました…。めちゃくちゃ面白くてびっくりしました。

元々BONESが大好きで、その流れでCSIとかもめちゃくちゃ見てたので法医学系・科学捜査系ドラマ受け入れ下地がバッチリある+変なラブ展開に走らない実直なドラマだったのがとても好みに合いました。
むしろアメリカご長寿ドラマより話数が圧倒的に少ないから、1話1話にしっかりテーマ性と重みがあって良かった。泣ける話と軽い話のメリハリも効いてたし。ご長寿になるとコナンみたいにひたすら事件まみれになっちゃうからね。
まあ、民放ドラマだけあって解剖シーンとかは全然ご遺体写らないけど。BONESとかまじで激しいからな〜。

あとはキャストが最高。元々石原さとみはあんまり好きじゃなかったんだけど、三澄ミコト役、大当たりだったんでしょうね。めちゃくちゃハマってて良かったです。4話で幸せのハチミツケーキの社員さんたちが集合するシーンで頭を下げる時の表情が本当に良くて、あのカットが頭から離れない。あとは、理不尽な事が起こった時に真顔で早口で捲し立てるのがとてもキャラ立ちしてて最高だった。あとは、市川実日子!!東海林さん、ファッションスタイルもキャラクターも最高にツボでした…6話、神…。定時にスキップしながらニッコニコして退勤する姿が愛おしいです。ちょいちょい挟んでくる軽口も最高。そして優秀なんだよねえ。なんだよ彼女完璧人間じゃないですか。
井浦新、窪田正孝、松重豊、ほかのキャストもハマり役で良かったです。松重豊の歳の重ねかた素敵すぎるわ。木林さん役の方も、初めて見たけどめちゃくちゃいいキャラしてた。

4話、8話で号泣。主題歌のlemonが胸に滲みる。6話は東海林さん回なので最高。(アパレルショップで刑事たちをやり過ごすシーンがめちゃくちゃ好き。)

最終回、特に法廷シーンは「あ〜まあ日本の民放ドラマっぽいな〜」っていう終わり方でリアリティに欠けてて微妙だったけど、全体的に最高に好きでした。こんなに夢中で見たドラマ久しぶりでした。心底楽しんで鑑賞できました。満足。
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