“FBI”から早速スピンオフが製作されて、その第1弾として登場したのが本作“Most Wanted”です。
FBIを主人公に逃亡者を追うシリーズといえば、同じ局で昔放送されていたジェリー・ブラッカイマー監督が製作の“WITHOUT A TRACE”の印象が個人的に強くて、“FBI”ほど感情移入できないし、“WITHOUT A TRACE”ほどスピード感もないので、何とも言えないドラマだなと思いました。
ディック・ウルフ作品はリアルを追求しているドラマスタイルが好きなのですが、FBIシリーズは全体的にCBSの派手なドラマスタイルに飲まれて、弁護士無しの取り調べシーンやそれ大丈夫なのか？という倫理スレスレの逮捕劇が多くて、“Most Wanted”はディック・ウルフの良さがあまり感じられないのが勿体無いかなと思います。
私はまだ見たことがないのですが、gleeで有名なライアン・マーフィー製作の“NIP/TUCK”というドラマで主演の一人だったジュリアン・マクマホンが本作の主人公ラクロイ捜査官ということで、海外ドラマファンの中ではかなりお馴染みの俳優さんのようです。クロスビー役のケラン・ラッツはヴァンパイア映画“トワイライト”シリーズで有名です。
このドラマで少し楽しみなのが、ラクロイ親子の話です。事件に全く関係ないのですが、ハートフルな父子関係でとても良い親子だなと思います。
