MIDORI

FBI:Most Wanted2~指名手配特捜班~のMIDORIのレビュー・感想・評価

3.5
他のドラマでレギュラー級だったゲストが続々と登場したシーズン2。ラクロイ捜査官の父親役で“LOST”や“ハワイファイブオー”でお馴染みのテリー・オクィンが登場しました(ジュリアン・マクマホンと顔の雰囲気が似ていて親子役にピッタリな人選)。“サードウォッチ”や“ブルーブラッド”のエイミー・カールソンなど、海外ドラマファンならお馴染みの俳優さんたちが登場しました。

新型コロナウイルスによるパンデミック中に放送が始まったため、ドラマの中のキャラクターもマスク着用で出てきたり、時代に合わせた対応となっているのが良いです。

ジェスの妻の兄(つまり義理兄)クリントンがこのシーズンで降板。クリントンの後任として、LAPD出身のアイヴァン・オーティス(ミゲル・ゴメス)が加わりました。クロスビー×オーティスコンビ、イケメンマッチョコンビで目の保養ですw

シーズン1よりは、アメリカという国により踏み込んだ内容になっていて良かったかなという印象です。個人的な恨みが暴走して大量殺人になっているなど、自由な国アメリカの自由ではない部分が描かれていたと思います。

今回はシーズン1よりもラクロイ家の様子が多かったです。不仲の父(テリー・オクィン)が登場して、かなり若い婚約者を連れてきたり、ラクロイ妹が帰ってきたり、タリの成長、タリの乗馬教室で出会った先生であるサラとラクロイの関係など、クリントンはいなくなりましたが、ラクロイ家の話が多いシーズンでした。ラクロイは妻を亡くして数年経っても先に進むことができませんでしたが、タリの乗馬教室の先生であるサラという女性と親密になっていきますが、サラには束縛が激しく暴力的な旦那と離婚が成立できずにいるという、複雑な状況にありました。

次のシーズンで、ラクロイ役ジュリアン・マクマホンとクロスビー役ケラン・ラッツが降板です。シカゴシリーズもそうなのですが、ディック・ウルフ作品の現場は合う合わないが激しいのか、気が合う人は何年もレギュラーをやって別ドラマでも呼ばれるほど気に入られますが、気の合わない人はすぐ辞めちゃいますよね(シカゴPDのリンジーなど)。普通に会社勤めの人でも社風が合わなくて転職することはよくあるので、今回降板する二人もそんなかんじなのかな〜と思いました。
MIDORI

MIDORI