スティーヴン・キングの『アンダー・ザ・ドーム』『ミスト』が好きな人に贈りたいドラマ。太陽光の謎にフォーカスせず、またNATOや国家の取り組みの全容も明かさず、徹底して「機内」(S1)・「シェルター内」(S2)・「潜水艦内」(ヤカモスS-245)でサバイブする人々がうけとるのは情報の断片のみ。視聴者も、NATOの企みはわからない。だからこそ、彼らのもがきが、臨場感と共感可能性を持って迫ってくるのだと思う。
ちなみに……ネタバレかもしれないが、先に観ていた『ヤカモス』の、後半で示されていた謎(2本の魚雷とか)が徐々にピースが嵌まっていくように回収されゆく展開は快感だった。
