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2getherのkazataのレビュー・感想・評価

2gether(2020年製作のドラマ)
3.5
日本での放送(配信?)がめでたく決まっている、これまた話題で大人気なタイBLドラマ。個人的に大好きな『Puppy Honey』や『Kiss Me Again』と同じChamp監督作品ということで、それらと共通するライトなコメディ感が終始漂っているのが良き!
(おっぱいネタへの執着が異常だけど…笑)

主演二人のイケメン偏差値が高いことについて、男子目線で見ても異論は全くございません!(笑)
(Sarawat役のBrightくん、若い頃のHydeに似ているような…)
(全世界の女性ファンが熱狂するのも納得ですね……個人的には彼らの取り巻き連中の方が親近感が持てる=他のドラマですっかり顔馴染みな面々だったんで、そっちがワチャワチャやってる方ばかり気になってしまいました!ってかGunsmileふざけすぎ…笑)

(以下、ドラマの魅力を語る上で若干のネタバレがあるかもしれません…)

とりあえずTineとSarawatのパワーバランスが平等なのが良かったんじゃないでしょうか。少年or少女漫画のヒロインを単に男に置き換えただけのBLじゃなくて、どっちもちゃんと(見た目の麗しさは置いといて)「こういう男子いるかも」って思えるキャラでしたね。
(Tine役のWinくんのリアクションが初々しさ込みで抜群だからこそ、最後まで微笑ましく見ることができた気がする…)
(BL売り作品だから仕方ないとは言え、やっぱりTineとSarawatの間に入るべき魅力的な女子キャラ不在なのが惜しい)

でも、落ち着いて考えるとSarawatって間違ったことは終始していないように思えて。(結果的にTineが勝手に傷つくことはあっても…)Tineを傷つけるような選択はしていないよね。
("傷ついて&傷つけて"を繰り返した二人がそれらを乗り越えて結ばれるような展開の方がグッとくる派なんで……二人のすれ違いの原因が弱すぎて、それ故に関係修復後の感動も薄く感じる)

あと、Tineの初ライブシーンの完成度の低さは良かった(それがちゃんと後のシーンのフリとしても効いていたからナイス!)と思うんだけども……あの場にTineの友達もいて欲しかったかな。
(この件はメタフィクション的な構造になっていて、冒頭の"偽彼氏作戦"というフリを回収しつつ、クライマックスシーンへのフリにもなる重要なシーンのはずなんだけど、それにしては詰めが甘い!)

結局、ライブ失敗に終わったTineがリベンジする=人前で演奏する展開になっていない=真の意味で主人公になっていないのがもったいない!(本当の意味でフリが回収できていない)……と思うんだけど、これはseason2に引っ張ったと信じていいのかな?


以下、余談的な文句です……

『’Cause You’re My Boy』の(Morkこと)Drakeくんと(Teeこと)Frankくんが、先輩後輩な役どころでキャスティングされたことが信じられない!と言うか無駄遣いと言うか、、、そこまでしてこの二人をセットで出演させる必要ないっしょ!!
(リアルに同い年なんだし、これまでずっと同級生役ばかりをやってきた二人だけにもったいなくない!?って憤ってしまうのは自分がタイドラマにハマってしまった証拠以外の何物でもないんですが……苦笑)
(Drakeくん&Frankくんに関しては演技力がまだまだ発展途上な印象で……その未熟で初々しい感じが魅力なんだけど、今回のそれぞれのキャラが二人にとって適役だと全く思えないんだよな……)
(BrightくんとFrankくんが兄弟だと全く思えない問題もあるけど…)
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