ShinMakita

次の被害者のShinMakitaのレビュー・感想・評価

次の被害者(2020年製作のドラマ)
2.2
〈指紋〉
台湾、ピンリン市。貴都ホテル803号室の浴槽で、ドロドロに溶けた死体が見つかった。泊まっていたのは落ち目の歌手スー・コーユン。クスリと整形のスキャンダルで追い詰められていた彼女が、浴槽にピラニア溶液を張り、身を沈めたのだ。争った形跡もなく自殺と思われたが、自殺にしてはその場所と手法が常識外れだ。捜査3課のチョンクワン課長は動機の解明と、防犯カメラに映っていた足早に現場を去る若い女の行方を追う。3課の鑑識官ファン・イーレンは、現場遺留品を徹底的に調べ、コーユン以外の指紋を検出する。それは行方が分からなくなっているキャバ嬢ジャン・シャオモンのものだった。課長が追っている若い女がシャオモンであることに気づいたイーレンは、指紋検出の事実を隠蔽する。シャオモンは、イーレンの娘だったのだ。

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〈報道〉
解剖の結果、溶解死体はスー・コーユンではないことが判明した。捜査3課はコーユンの潜伏先を探し回り、誉品建設の建築中マンションに逃げ込むところまで掴む。しかし乗り込んだ刑事たちが見つけたのは、黒焦げの焼死体だった。焼死体は誉品建設のIDを身につけており、退職したばかりの社員チャン・ツォンジエンと思われた。しかし解剖の結果、焼死体がスー・コーユンと判明する。そして溶解死体の身元も判明。それはチャンハオというキャバクラのボーイ。シャオモンの友人だった。鑑識官イーレンが独自に娘を追っていることを知った「新時報」の記者シュー・ハイインは、イーレンに情報交換を持ちかけるが…


「次の被害者」

Netflix製の台湾ドラマ。主人公は天才的鑑識官でアスペルガー症候群。そして娘が連続殺人の容疑者というめんどくさいキャラ。彼に協力するのは敏腕の美人記者。2人は仲間である刑事たちの目を盗みながら独自の捜査を続けていきます。


Netflixで世界各国の刑事ドラマを散策している今日この頃ですが、これはかなりクオリティが高い方。台湾のドラマ制作スキルがこんなに高いとは…まだ4話までですが、各話ごと被害者の哀しいドラマが描かれるのが特徴で、人情系刑事ドラマが好きな向きにはオススメです。派手なアメリカドラマやキャッチーな韓国ドラマとは違い、テイストは日本のドラマに似てますね。オススメです。
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