音楽と映像美、センセーショナルな予告で楽しみにしてました。
何者かによって学校の脆弱な通信環境からハッキングされ、個人の携帯など全てが見られている状態となり、ハッカーから秘密を暴露した動画を晒され学生達が憎み合い、混沌と化していく…。
「アメリカを荒らすもの」も近い作品だと思うが、キャラクターのそれぞれの個性の魅せ方、各々の重視する点などより個人に寄せられた秘密に焦点が当たっているのが面白い。
若気の至りや、誰にも言いたくもないことは生きていればあるもの、それを暴露されただけで1分前とは同じ景色には見えなくなるほどの世界の変化が訪れる。
「虐殺器官」の中でのセリフ、"地獄はここ(あたまの中)にあるんですよ"
その通りで、人は認識した時点から様々なものの視点が変わり地獄を感じ始める。
死んで魂が堕ちる場所より、生きている時の一変する風景のほうがよほど辛いのかもしれない。
次シーズンはどう展開するのか楽しみです。