キャン・ユー・ヒア・ミー? シーズン1のdのネタバレレビュー・内容・結末

前半が凄いよかった。コメディアスなノリで、シリアスな問題にぶつかる人たちを、彼らと同じ目線で描く。
セラピーも効果的に使われて、日々(精神分析的な意味でも)抑圧されている人たちが正しく感情を吐き出し心を整理することが、いかに大切かが分かる。
しかし抑圧してくる対象と向き合ったときにはうまくいかない。ここがシリアスで、前半と比べると見ていて辛くもあり、痛切。ラストが絶望の底という感じで、希望をもって観ていたから辛すぎた。それほど痛切に思えるのはよい作品なので、好みの問題でもある。そしてシーズン2もすでに出ているから、今後の展開に期待してる。楽しみ。

シーズン2も観賞。firmarksに登録されてないけど。
やはりいい感じに立ち直っていく展開でかなり健康的なんだけれども、他方で彼(女)たちの環境・人間関係というしがらみがどうにも幸せな生活の妨げになる。その悲惨のピークでもってシーズン2が終わる(衝撃的なシーンの直前のカットはとても綺麗)。こんなとこで終わるの耐えられないんですけど、と海外ドラマにイマイチ適応できていない僕は思いました。
しかし生活が好転し始めるところの空気や互いに弱さをかかえつつ支え合う人たちの緊張感をも孕んだ優しさというのが愛おしい。音楽も素敵。
シーズン3を早くみせてほしい。