Kenta

世にも奇妙な物語'20夏の特別編のKentaのレビュー・感想・評価

2.4
世にも奇妙な物語の2020年夏ver。
4本の奇妙な物語をお届けする。

ep1 『しみ』
クリーニング店で働く三浦あずさ。家族でクリーニング店を営んでいるが、両親が家を出ている間、一人で店番をしていた。そこに黒ずくめの女性が現れ、チョコのしみをとってほしいとお願いされる。だが、そのしみは次第に消えることなく広がっていく…。

設定も雰囲気も個人的にはとても好き。奇妙というよりはJホラーにありそうなジメジメ感。ただ、後半になるにつれて面白さは失速していってしまったような…。オチもなんだかもったいなく感じてしまった。

ep2 『燃えない親父』
父親を亡くし火葬を見届けにやってきた松田春香。医者で忙しいが、仕事を抜けてやってきた。現場には家族がすでに集まっていた。そして、いざ火葬を開始し仕事に戻ろうと思うが、なんと、死体は燃えないのだった…。

コミカルな面白さから一転、感動に持っていくまさかのお話。この世に思い残すことがあって、死んでも死にきれないなんてことあるのかもしれない。今回は燃えても燃えきれないだけど…(笑) 心温まる良いお話だった。田中みな実のサイン入り写真集がもったいない!


ep3 『3つの願い』
美女の妻と大金と豪邸と。欲しいものは手に入れた男、若林和也。幸せな日々を過ごしていたが、ある時急に妻が消えてしまう。そして、ある一本の電話により、妻は誘拐されてしまったことが判明する。警察の助けを借り捜索するが、手がかりがつかめず。
そんな中、警察は若林に質問をする。妻の素性を教えてくれと。だが、答えられない。不思議に思っていると、若林はおもむろに"魔法のランプ"の話を始める…。

これは結構好き。しっかりと奇妙だし、こういう話を求めていた。アラジンのような夢はなく、現実の厳しさをまじまじと見せられた気分。楽して生きようだなんて甘えちゃダメだなと思った。コツコツ堅実に。これに限る。でも、実際同じ境遇になったら使っちゃうな(笑)←甘い

ep4 『配信者』
テレビ局の若手AD、赤城良太。下っぱであるがために、上司からいいように使われており、夜遅くまで残業することに。誰もいないオフィスで、こっそり配信を始める赤城だったが、コメント欄に「バズるネタを教えてあげようか」と謎のコメントが入る。そこに貼られたURLをクリックしたことで、赤城は恐ろしい目に…。

面白かったけど薄味だったなという印象。映画では数多とありそうな設定だし、『ブラックミラー』で似たような作品あった気も…。既視感たっぷり。トリにこれは弱い気がする。これといって書きたいことも浮かばない(笑)

世にも奇妙な物語シリーズは、稀に傑作が生まれるから目を離せない。過去の作品に囚われすぎているかもしれないが、今回は感情が高まるほどの作品はなかった。強いて言うなら『燃えない親父』がよかった。秋の作品は予告だけで面白そうだったから期待。