誰がサイコなのかわからなくなるくらい、主要の登場人物がみんなおかしい。途中から「ムニョンよりガンテのほうがメンタル拗らせているのでは？」と思っていた。
きょうだいのはなし。このドラマのジャンルはラブストーリーという括りかもしれないけれど、個人的には兄弟(兄妹)の物語としてとても良かった。
サンテとガンテの関係、切なくて尊い。特に１１話以降は毎話鼻をすすりながら観ていました。弟の寝顔をみて「弟は今、幸せなんだ」と気づいて涙を流すところ、絵を描くことで一生懸命貯めたお金を恐竜の缶から取り出して弟に食事を奢るところ、食事をちゃんと取り分けてあげるところ。兄のケアをする保護者代わりは弟なのに、「お前は弟だからこわいんだ、兄さんが守ってやる」とすごく頼もしい言葉にグッとくる…。そのときの弟の表情にも。
ガンテが「僕と○○どっちが好き？」と聞くところや、サンテ兄を抱きしめるところがかわいい。保護者であり、でもやっぱり兄に甘えたい弟なんだな、ということが感じられて。サンテ兄とムニョン先生の絆がどんどん深まっていくところにもうるうる。
脇役たちもいい奴ばかり。ジュリのお母さんが作る料理が美味しそうで、うずらの卵がすごく食べたい。わたしもご飯の上に乗せてもらいたい。
今を駆けるキム・スヒョンさんの魅力もわかったし、サンテ兄役のオ・ジョンセさんの演技、圧巻！
