沼が深そうだと思って敬遠していた韓国ドラマ。ふと思い立って初めて見てみた。実は、勝手に猟奇的な彼女みたいなラブコメディ？と思ってたのだが、全然違った。随分とドラマも進化してるんだなぁ。
まず、主演の2人が麗しく映像もキレイ。ムニョンの衣装も一般人には到底着られないが、でもステキ。物語は童話を取り入れたファンタジー感とムニョンの非現実感、ガンテとサンテの現実にいそうな感じがよく混じり合って面白い世界観。3人の関係性が少しずつ変化して、それぞれが成長していくことが素直にいいなと思ったし、幸せを願ってしまう。
意外とガンテがムニョンに対して小悪魔で振り回してるのがいいし、そのやり取りには顔がニンマリ。ムニョンは孤独で人を信用できないというが、周りには見守ってくれる代表がいて関わり合ってるし、ガンテを初めから気になりちょっかい出しているしとけっこう人間臭い笑 そこが、物語をコメディちっくにもしているから見やすくなる。そして、サンテはだれもがその演技に引き込まれてしまう。お互いを大切に思い合っている兄弟の姿はやはり胸が熱くなる。最後に自分の人生を歩もうとする姿にも涙が。
サスペンスの要素は少し説得力に欠けるかなと思ったけれど、もしかして彼らがどこかでがんばって生きているかもと思わせてくれる力があった。ムニョンやガンテを取り巻く人たちや患者たちも、無理なく背景が描かれ、作り手のメッセージも感じられ物語に厚みを加えていた。
