中産階級ぶたくんを舐めるな

ブラックライトニング<シーズン1>の中産階級ぶたくんを舐めるなのレビュー・感想・評価

4.9
出だし好調!
アローバース待望の第7弾!
でもクロスオーバーは未だしていないので、今作から見始めても全然ok!
僕はこの、一度引退したヒーローというキャラクターは「オリバークイーン」の裏返しで
こうなってたかもしれない存在として対比関係になると予想していたのですが、実際は、

「重たい、テーマが本当に重たい!」

1話冒頭で白人警官による黒人に対する暴挙に、銃乱射、ブラックパワーの高揚、
現在のアメリカが抱える社会問題を踏まえた非常に社会的、政治的なパイロットでした。
DCにおける黒人至上主義の象徴がブラックライトニングなら
marvelは……ね、もう分かるでしょ。
ギリギリコッチのが先なんでね。(だからなんだって、競争してる訳じゃ無いんですけど)
というか、そもそもアローもフラッシュもLGBT、人種差別には相当配慮していて、変に意識させる事なく自然と物語に落とし込んでいてアメリカの特撮ヒーローは本当に思想が発達していて子供に見せたい、見て貰いたいと胸を張れるホントに素晴らしい番組だと感心していたんですがここにきてココまでストレートなテーマでバカにでも分かるように主張!主張!する作品が出てくるのは……少し悲しいですよね。そこまで深刻な状況なのかと思うと。
ヒーロー復帰し、かつての相棒らしきキングスマンらしきメカニック担当から新しいスーツを地下の秘密基地で貰い、(どっかで見たことが……)
全身を流れる電気!
まさにアメリカ版仮面ライダーストロンガーって感じでこれからのアクションが楽しみになりました。(能力から何からあの、Flashに出てたブラックアウトと丸っ切り同じなのはどうなんすかね)