NHK朝の連続テレビ小説。これまでも数々の名作がありましたが、本作ほど練りに練られた脚本は素晴らしいとしか言えません。最終回は堂々の完結でした。（まだまだ語られてないエピソードがあるものの）
主人公モネ（清原果耶）の成長譚という朝ドラ「王道なストーリー」を踏襲しながら、東日本大震災が人々に残した爪痕という骨太なテーマを根底に敷き、「喪失」「悔恨」「絆」「関係性」「SDGS」「パラスポーツ」「再生」といった様々な「問いかけ」を交えた、奥行きのある物語構成でした。
私自身が「あの日（阪神・淡路大震災）にいなかった」人間ですから余計に本作のテーマが刺さったのかも知れません。
そして、清原果耶の圧倒的な存在感。今後も目が離せない女優さんですね。
