にゃん

30禁 それは30歳未満お断りの恋。のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

自分も28の独身女性なもので、テーマが突き刺さるものだった。30歳までには結婚したいし、かと言って真雪のように凄い年下だとどんなに好きでも将来の家庭のイメージがつかないというか。
でも本当に好きだから結婚した真雪たちを観て、ガムシャラに結婚しようとするのは違うのだと改めて思った。
志乃に対する真雪の真っ直ぐな思いが、年下らしくて可愛かった。

ひとつ危惧するのは、そんな年下くんの婚期を早めてしまったことで今後素敵な人と出逢わないとも言いきれない為に、結婚している事を後悔しないか、ということ。

ずっと幸せであることを祈りたい。

ストーリー↓
1
人もまばらな社内で働く森山志乃(松井玲奈)。仕事を終え帰ろうとすると、ビルの表であきらかに自分よりも年下の男の子、真雪(鈴木仁)に声を掛けられ、いつの日か熱中症で苦しんでいたところに水を差しだしてくれた志乃に一目ぼれしたことを告げられる。告白された志乃は結婚相手ができるまでという条件で付き合うことに。しかし、真雪との幸せな日々を過ごしていた矢先に、母親からお見合いの連絡がきてしまう。真雪と別れようとするが、真っ直ぐな思いに心が揺れ、真雪との関係を絶ちきれずにいた・・・。

2
真雪(鈴木仁)と付き合いながらもお見合いをすることになった志乃(松井玲奈)は、お見合いに行く途中で痴漢にあってしまう。志乃の助けに入った男性、河合健人(福士誠治)はなんと偶然にも志乃のお見合い相手だった。会話も弾み、結婚相手として完璧な河合に好感を持つ志乃だが、一方で真雪のまっすぐな気持ちに心が揺れる。そんな最中、クリスマスイブの予定を真雪・河合の両者から聞かれてしまった志乃。

3
河合(福士誠治)とのデートを選んだ志乃(松井玲奈)。デートが近づくにつれ、真雪(鈴木仁)との連絡がつかなくなってしまう。デート当日、真雪のことが気になっている志乃の元に突然真雪からの連絡がくる。風邪をひいている様子の真雪に気が気でない志乃は河合とのデートを切り上げ真雪のもとへ向かう。真雪が志乃に内緒でプレゼントを買うために仕事以外にバイトを入れていたことを知り、志乃は胸が打たれ、体調がよくなるまで自分の家で暮らすように伝える。真雪との新しい生活をスタートさせながらも河合とのデートを続ける志乃。ザ・年下で散らかし放題な真雪に志乃は日々イラつき、いつしか2人の間には溝ができてしまう・・・。

4
志乃(松井玲奈)の勤める四つ葉ホームズは40周年を迎えCM撮影をすることに。撮影当日、イメージキャラクターを務める逢坂美鶴(太田莉菜)から、河合(福士誠治)と同級生だったことを聞いた志乃は河合の恋人が美鶴であることに気づき、河合に対して不信感を募らせると同時に河合を責める権利はないと悩んでしまう。その思いを河合にぶつける志乃だったが、河合にきっぱり美鶴を捨てることを宣言され、余計に心が揺れるのだった。一方で真雪(鈴木仁)との関係に思い悩むが、真雪が本気で向き合ってくれるからこそ、二人の間で迷う自分の気持ちにケリをつけ、真雪を捨てることを決めるのだった。

5
河合(福士誠治)からプロポーズを受けた志乃(松井玲奈)。真雪(鈴木仁)との恋を終わらせ河合と真剣に付き合うことを決めた矢先、真雪からも思いがけずプロポーズされてしまう。真剣な真雪の思いを感じつつも、年齢の引け目に打ち勝つことができず真雪の元から去る志乃。河合とのプロポーズを受け入れホテルに向かうのだが志乃の表情に躊躇いを感じた河合は気持ちの整理がつくまで待つと伝える。

6
河合(福士誠治)を選んだ志乃(松井玲奈)だったが真雪(鈴木仁)を打ち消すことができず、涙を流してしまう志乃。一方真雪は志乃への思いをあきらめきれず、もう一度気持ちをぶつけることに。お互いの思いが錯綜する中、河合も消すことができない美鶴(太田莉菜)への思いを胸に、初主演ドラマが決まった美鶴と健全なお食事をすることに。

7
河合と美鶴のお食事が週刊誌に上がってしまい、このまま婚約すると美鶴が不倫をしたことになってしまう為、美鶴を守る為に婚約破棄を申し出る河合。志乃(松井玲奈)と河合(福士誠治)はそれぞれの自分の感情に気づき互いに別れを選び、志乃は真雪(鈴木仁)と、河合は美鶴(太田莉菜)と付き合うことにする。しかし、結婚したい真雪とまだ結婚しなくていいという志乃の間でまたしても溝が生まれてしまう。一方、河合も結婚にこだわらず一緒にいようと美鶴に伝えるのだが、芸能の仕事は家庭と両立するのは難しいと思うと言いきる。

8 最終話
10歳上という引け目からなかなか結婚に踏み切れない志乃(松井玲奈)。偶然美鶴(太田莉菜)とお酒を飲むことになり、30代だからこその恋愛観や結婚観を語ることで改めて真雪(鈴木仁)とのことを冷静に考え始める。一方美鶴も結婚を優先し女優を辞めようと考えていることを河合(福士誠治)に伝えるのだが、いつも何かを諦めてきた2人でそれでいつもうまく行かなくなるのだから、今度は全て諦めずに頑張ってみようと河合は提案する。結婚も、子供も、仕事も。
要領よく結婚がしたいと思っていた志乃が、真雪との出会い、河合とのお見合いを経て、行きついた答えは真雪との結婚。結婚は本当に好きだから、ずっと一緒にいたいから、するものなのだと真雪から教わったのだった。
にゃん

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