あぺ

スイッチのあぺのレビュー・感想・評価

スイッチ(2020年製作のドラマ)
4.7
日本テレビドラマ独自の軽さとリズム
その範疇で広げるというよりは、その形式を巧く利用して、テレビ番組という立場でしかできないことを全力で振り切った作品だと思う。

序盤の4人の食事で阿部サダヲと松たか子がトイレに行くリズムも不自然さ極まりないのに、地上波、お茶の間での披露というポジションだからこそ成立するコメディ。

スイッチというタイトルバックも雑な合成にも関わらず松たか子と阿部サダヲのショットを引き裂くというシンプルな演出で、もう泣けてしまう。

本来なら弁護士×検察という設定だけでも1本の物語ができるし、阿部サダヲと松たか子の過去エピソードだげも1本の物語ができるし、あの4人の会話だけでも1本の物語ができる。
その幾つもの物語を1本に収斂させた坂本裕二の集大成とも言える大傑作がコロナ禍よりも前に作成されてほんとによかったです。