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アメリカン・ホラー・ストーリー:怪奇劇場のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.8
1950年代、アメリカ南部のフロリダで一人暮らしの女性の惨殺死体を牛乳配達員が発見する。何かの物音に、誰もいないはずの家の2階に上がって行くと、そこには結合双生児のベットとドット(サラ・ポールソン)がいた。彼女らはすぐさま病院に収容され、奇異の目を向けられながらメディアで報道、存在が明らかとなる。そんな2人の前にエルサ・マーズ(ジェシカ・ラング)という女性が現れる。彼女はベットとドットに、自分はショービジネスをしていて一緒に仕事をしないかと持ち掛ける。しかし、エルサが支配人として経営していたのは見世物小屋だった。見世物小屋には、両手がロブスターのようなジミー(エヴァン・ピーターズ)やジミーの母でひげを顔に生やしたエセル(キャシー・ベイツ)や両手が短いポールや大女イブや小人女や小頭症の双子などのフリークスがいた。彼らは、町の人から忌み嫌われていたが、仲間同士で家族のような強い絆があった。だが、結合双生児のタトラー姉妹に興味を持つサイコな御曹司ダンディが現れたことで、フリークスの運命の歯車が狂い始める。
今回の舞台は、フリークスのパフォーマンスを十八番にするサーカスということで、「アメリカン・ホラー・ストーリー」版グレーテスト・ショーマンという感じ。
ピエロ殺人鬼やサイコな御曹司ダンディにより次々に人が殺され血生臭い展開にはなるけどどこかほっこりするのは、フリークスの仲間を守るために結合双生児を連れていこうとする刑事や町を脅かすピエロ殺人鬼やサイコな御曹司ダンディに立ち向かうジミーとエセルたちフリークスの強い絆、スターになる夢のために一度は詐欺師のスタンレーに利用されるけど家族のように大事なフリークスの仲間を守るために血にまみれながら償おうとするエルサやジミーのために償おうとする怪力男デルの贖罪のドラマはシリーズ中一番しっかりハートフルなヒューマンドラマが作り込まれ泣ける。
サーカスが舞台ということで記憶に残るパフォーマンスが多くあるけど、ジェシカ・ラングがデヴィッド・ボウイの「ヒーロー」を熱唱するシーンやエヴァン・ピーターズが「come as youare」を熱唱するシーンは、感動的。
「glee」のプロデューサーらしいホラーサスペンスドラマ。