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必殺仕置人の913のレビュー・感想・評価

必殺仕置人(1973年製作のドラマ)
4.1
「世の中裏目ばかりよ!」

パチ効果で必殺シリーズにハマってしまい、「仕事人Ⅴ激闘編」からの「仕置人」という流れで観ることに。なお、なぜかFilmarksにはなぜか「Ⅴ激闘編」の項目がない。だからあっちは観たけどレビューはしていない。

世の中の悪党を仕置人たちが裁いていくという一話完結の時代劇。皆分かってると思うけど必殺シリーズは金をもらって悪人たちを殺すっていう処刑人系作品の金字塔なんだよね。ところが「仕置人」の初期の頃は悪党を半殺しにして生かした状態で様々な罰を与えたりと俺が思ってた必殺シリーズとは全然違う感じだったんだよね。物語が進むにつれて困ってる人の依頼を聞いて悪党たちを殺すっていういつものスタンスなんだけど「仕事人」しか観たことなかったから作風の違いに驚いた。

意外なことに今や必殺シリーズでおなじみの藤田さん演じる中村主水はこの「仕置人」が初登場でまだ脇役。

沖雅也さんという方が演じる棺桶の錠もクールながらも世の中理不尽な仕打ちには怒りに燃える熱血漢でいいキャラしてた。パチで出てきたらプレミアの人ねw

そして主役は山崎努さん演じる、素手で敵の骨を砕く念仏の鉄。骨砕く際のレントゲン描写は印象的である。最初あたりの鉄のかつて仲間を殺す話が一番印象に残っている。

そしてエンディング曲の切ない感じがいいね。パチではアレンジ曲ばかり流れてるけどこういう原曲が一番だということがよくわかった。
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