雷が落ちてグアムにいるはずの日本兵三平三平演じる博多華丸さんが登場するまでが観ていてしんどかった。
それまでで脱落した人もいたかもしれないけれど、昭和20年終戦後もグアムで戦っていた日本兵三平三平が雷で令和2年の故郷にタイムスリップして、現地の高校生たちと触れ合うことで、お互い色んなことを考え成長していく物語。
三平さんが登場して特に鯛焼きを天に掲げる姿がジーンと来ました。
三平さんの家族の消息も気になるし、高校生たちそれぞれの抱える問題の行く末も気になります。
三平さんとの交流で色んな境遇の高校生たちの心の変化が面白くなってきました。
どうして三平がこの時代にタイムスリップしてきたのかという目的が娘の命を救うためだったということは切なかった。戦場から令和にやってくるのは戸惑いはあれど、良いだろうけど、一度その平和で文化的な生活を過ごした後、いくら娘のためとはいえ、自分が死ぬこともわかっていながらあの過酷な戦場に戻る恐怖は計り知れないことだと思います。
少年たちも三平さんとの交流で、自分の気持ちそして相手の気持ちを大切にできるように成長していったのは良かった。
結局、三平は向こうの世界に戻ってどうなったんだろう…
奇跡が起きていればいいなと思うドラマでした。