とぽとぽ

アメリカン・クライム・ストーリー / O・J・シンプソン事件のとぽとぽのレビュー・感想・評価

5.0
傑作。演出、脚本(こんなのどうすれば書けるんだ!!)は白眉だし、演技合戦も稀に見るハイレベルさか。特にコートニー・B・ヴァンス、サラ・ボールソン、スターリング・K・ブラウンの演技は素晴らしい(トラボルタは△?)。実話に基づく一つの(それも世紀の)裁判で各キャラクターの人生が掘り下げられていき、それぞれに感情移入していくし、当時の社会背景(ex. 黒人、女性)がよく描かれている。双方どちらを応援・肩入れすればいいか分からなくなっていくし(いや、やっぱり検察側かな)、何だったら判事に陪審員にまで! そしてみんな再現度がクリソツ過ぎる(トラボルタは▲)。様々な視点が絡み合っては葛藤や悩みはマスコミによって洗いざらい白日の下に容赦なく晒されていく。この力強さに抗う術なし圧倒的に魅せられる素晴らしさ。それでは明朝9時に開廷します、これにて休廷。なんともやるせなく報われず関係者各位みんなとにかく本出版しすぎ。O・J・シンプソンが最後の最後まで怪しすぎてきな臭いから自ずと真実って何だろうねなんて考えちゃう後味と余韻にしばらくず〜っと引きずってしまう。選曲もバッチリ

IT'S FANTASTIC. I LOVE IT!「髪の話はしないで二度と」
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