ロアー

アメリカン・クライム・ストーリー / O・J・シンプソン事件のロアーのレビュー・感想・評価

3.7

「ヴェルサーチ暗殺」から遡ってシーズン1観ました。
これもみんな知っているであろう「O.Jシンプソン事件」を元にしたドラマです。

O.J.シンプソンってそもそも何やってた人だっけ?(有名フットボール選手です)、何の容疑だったっけ?(元妻とその友人を殺害した容疑です)結局どんな判決が下ったんだっけ?(知らない人は調べる前にドラマ観て)と、何だったっけ?だらけで観はじめましたが、そのせいでどんな判決が下るのか、とっても興味深く観れました。デヴィッド・シュワイマーが演じてたロバート・カーダシアンが、本気であのカーダシアン家のパパだったのも知らなくてびっくり(最初あれ?って一瞬思ったけど、全然無関係な人だと思ってた)

とにかく、全10話かけて丁寧にじっくり作ることの意義がすごく感じられる濃いドラマでした。ささやかなエピソードですら社会問題をはらんでいて、映画化して2時間で描こうとしたらカットされてしまうであろうそんなエピソードにも、しっかり焦点が当てられてる点で評価爆上がりです。実際、映画にもなってるそうだけど、これ絶対91分にまとめられる内容じゃない。

殺人について問う裁判の筈だったのに、O.J.が黒人であったことから人種間の大問題に発展したり、有名人であったことから報道が過熱して妨げになったり、まだまだDNAって何?っていう時代だったせいで鑑定結果が軽視されていたり、警官による信じられない人種差別の事実が明るみに出たり、有名弁護士を集めたせいで弁護士同士のマウント合戦が展開されたり、長期の裁判になったせいで陪審員たちまでもが精神的に追い込まれたり・・・もう、本当にとにかくいろいろな出来事が起きてて圧倒されました。

関係者が1人を除いてみんな書籍を出してるというのもまたすごい話だった。この事件をきっかけに有名になった人もたくさんいるようで(「これでもう彼は終わり」とまで言われた人まで人気になってるし)、まさに「アメリカン・クライム・ストーリー」って感じだった。